2009年10月4日日曜日

変化②

時を経てはじめて、気がつく変化がある。日本も長期に停滞し、新たに時代を担う若い世代にもビジョンが提示できない中で、「貧困と格差」「二極化」現象など、結果の一面があげつらわれているが、根本的な変化の源泉を見つめなければその本質を見失うことになる。

今後の時代を世界とともにどう作っていくか。社会の安心と安定、夢と希望に満ちた将来への道筋、変化がポジティブサイドにシフトしていっているという実感と「思い込み」。

こういったものを一つずつ共有としていく仕組みを意識を高くもって構築していく必要があろう。簡単なことから始めることでいい。それぞれの立場でできることを考え積み重ねていく。政治・公的機関の役割も重要だが、私たち自身もそうした変化を作りだすように、日々の挨拶、礼節、思いやりをもった行動とともに実践していくしかない。
東京:東京女子大学(2009年9月)

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