2010年1月8日金曜日

ホロン - Holon


部分であるが全体としての性質を持ち、上下のヒエラルキーと調和し、機能する単位。全体を構成する要素がそれ自体、全体としての構造を持つ場合の、要素(部分)としてのひとつの全体。「全体子」とも言う。例えば、人体という全体を構成する要素(部分)である細胞も、各々の全体としての構造、機能をもっており、ホロンであると言える。
☆☆ 12の原則 ☆☆
1.リアリティを構成するのは、モノでもプロセスでもなく、ホロンである。
2.ホロンは四つの基本的な力を持っている。自己保存、自己適応、自己超越および自己分解の力である。
3.ホロンは発生する。
4.ホロンはホロン階層的に発生する。
5.発生したホロンは先行するホロンを超越し、包括する。
6.低位のホロンは高位のホロンの可能性を定め、高位のホロンは低位のホロンの確率性を定める。
7.階層が包含するレベルの数が、深いか浅いかを決定する。そして所与のレベルにおけるホロンの数を幅(スパン)という。
8.連続的に発生する進化は、より深い深度と、より狭い幅を持つ。
9.どのレベルのホロンを消去しても、それより上のホロンはすべて消去され、それより下のホロンは消去されない。
10.ホロン階層は、共進化する。
11.ミクロは、深度のあらゆるレベルでマクロと相関的な交換を行う。
12.進化は方向を持つ。
Ken Wilber 「進化の構造」 http://bit.ly/7feQA2

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