2023年1月17日火曜日

暗い道の向こうに、


 カメラの性能が上がり、暗い道を撮ったつもりが、明るい道となっている。目に見えてなかったものでも違う感度や暗視ゴーグルなどを使うと見える、見えてしまうということだろう。

VRやARは仮想空間、拡張空間をもたらす技術で、自然な視界の認識に留まらず、嗅覚、触覚までひとからげにして人間の認知の限界を広げていく。その広がった先から振り返るとこの今の世界がある意味、自然光では暗くて見えない世界ということになるのだろう。

 さらに、今後AIの活用によっては、思考や思索、調査や判断まで置き換わっていく可能性も高い。そしてそれは便利なもの、人間の能力を補完するものとして、発展し続けるのだろう。

 暗い道の向こうは輝かしい世界が広がるはず、というのは楽観的すぎる。暗い道から想像力を働かせて、見えないものを見ようとするプロセスや想像力を捨ててはならない。


0 件のコメント:

コメントを投稿